ニューサウスウェールズ横断【天気を読む】

私たち夫婦は2月、オーストラリアのニューサウスウェールズをロードトリップしながらいくつかのトレイルを歩いた。
【vol.0】はこちら

ブリスベン航空に無事到着したのはAM7:30。
そこから長い長い税関までの列があり、ようやく空港を脱出できたのはAM10:00頃

本日1日目は、明日からに向けての買い物や、改めて行き先などの予定を組むためにゴールドコーストで一泊。

までの電車も遅延等で3時間ほどかかった…。長かった……。

その乗り換え途中、駅のホームで突如急激な雨。そういえば、私たちは天気のことを考えてこなかった。

なんとなく、2月のオーストラリアは夏で暑い、から晴れだろう。くらいに考えていた。

あぁ~すごい雨だな~ まあ、夏やし、すぐ止むかぁ~
と思っていたら、横ですごく落ち込んでいる人が。

落ち込みながら、飛行機用の小腹満たしじゃがりこを食べる人

最初に思ったのは
(え、珍しい…)
だった。

基本、申し訳ないけれど、情緒が激しいのは私の方で、夫はいつもフラット。尊敬するほどフラット。喧嘩してもほとんどフラット。それがむかつくときもあるほどフラット。

何か予想外のことが起きた時、私の場合は、効率よく、どう軌道修正するべきか、と考えて、どうにか帳尻を合わそうとする。なので予想する何パターンかのどこか近くには終着したい。

ということを考えすぎて、本末転倒、現在起こっていることの目の前で、楽しむことを忘れてしまったりする時もある。

一方、夫はその時起こったことをまず受け入れて、目の前のことを楽しむことができる人。その結果、本来の目的と違うことになっても大丈夫な人。(たまに心配)(勝手に大丈夫と思ってるだけかも)

なのだが、この日は珍しく落ち込んでいる。
しかもまだ、全然空港に近いところなので、到着場所の天気はわからないのに!

「どうしたん?」

と聞くと、ケータイを見ながら俯く夫が

「オーストラリアの右側、1週間くらい雨予報…」

と。

私たちは約10日間で、オーストラリアの右側を横断(往復)する予定。

「いやいや、そんなことないよ!天気予報が全部当たるわけない!し、オーストラリアは広いし、地図と天気照らし合わせて行こう!」

いつもと立場が逆だ。

「うん…」

と弱々しい声でなんとも言えない子犬のような(御年36?37?)目をしている。

なんとも言えない表情をしている。あまり見たことのない顔。

後々、ロードトリップ途中で出会ったビリヤード対決をしてくれたおっちゃんによれば、
今は雨季で(調べてくるべき)、大体午前中は晴れ、大気のあったまった空気により夕方、スコールのような雨が多いとのこと。

オーストラリアについて色々優しく教えてくれながらもビリヤードには厳しいおっちゃん

私たちは雨雲レーダーと地図を毎日照らし合わせ、活動する日中はなるだけ雨に当たらないよう目的地を目指した。

夜もできるだけ、キャンプをしたいので雨を降らない地域を探すけれど、どうしようもなさそうな日は車中泊や、モーテル探しをした。

モーテルは荷物の整理とまとまった充電チャンス!

時には3時間程、山の中を雷雨、というか、嵐の中、前が見えない怖さで少し震えながら(実際雹も降ってきた)ドライブしたときもあるけれど、結果としては毎日、痛いほどの日差しを浴びる場所に行くことができた。

当初は海側に沿って目的地を目指す予定だったけれど、雨を避けるために山間地区に入ったりすることで、長距離ドライブの休憩がてら、いろんな街を点々とした。

それが結構楽しかった。

急に知らない街に着き、小さな街だし滞在時間は数時間なので駐車場代はかからず済む。
何も下調べをせずに街をぷらぷら歩いて面白そうなところに入る。

何日か目の、また知らない街に着いた日、私たちはなんとなくインフォメーションセンターに入った。

すると、係のひとが、この街の魅力を教えてくれて、滞在期間を聞いてくれ、それに合わせてオススメのプランを教えてくれる。

なんなら、次の目的地を伝えるとオススメのドライブコースまで教えてくれるのだ。

これに味を占めた私たちは、街に着くたび、インフォメーションセンターに入った。

食料やお土産は、今ある荷物との相談をしながら(如何に取り出しやすく、片付けやすく配置するのかも、夜に雨があるので割と重要だった)

旅が終わって二人で夕食を食べながら振り返っているときに夫がその時のことを、

「RPGみたいで楽しかった」

と。確かに。

ドラクエはしたことはないけど、なんかわかる。

街のオススメを聞いて、名産品を聞いて、可能なら行ったり、食べたり、難しそうだったらその街のコーヒーを楽しんだり。(本当にコーヒーがどこも美味しくて、フラットホワイトを欠かさず毎日飲んだ)

ここのカフェは朝の7時から近隣の工事現場で働く人や、立ち寄りのバイカーで溢れていた

そして気付いた。

これは、最低限の予定(目的地)だけは決めているという私がほしい安心感と、辿り着いた地で何も情報がないところをその場で(しかもほぼケータイを使わずに)全力で楽しむという夫の得意なところのとても良いバランスが取れていることを。

お互いの、許容のバランスがとても良いということを。
これは本当に、何事にも、日々の暮らしを共にする上で大事なこと…

(私は面倒臭いことに、事前に下調べはしておきたいけど、到着したら現地ではケータイをなるだけ触りたくない人なのでそこのバランスも良かった)

ということで、天気に合わせて目的地を選ぶ、という旅、おすすめです。笑

そろそろ歩いたトレイルのこともかきたいけど、なかなか難しい…

4連続投稿してしまったし、そろそろ投稿してもいいんですよ、シノザキさん。

1日目の夜、ドライブのお供に買ったラズベリーを食べながら作戦会議、懐かしい