鬼は外の山登り

登山

「23:30には寝ましょう!」

2/2の23:10

その号令と共にテキパキと各々の準備を済ませる。

登山の前日は、どれだけ質の良い睡眠取ることが大事か、みんな身を持ってわかっているのだ。

しかも10月のアルプス、双六荘へ行ったぶりの登山で自分の体力も不安。

明日は節分。

去年も同じメンバー(シノザキとオルリ)で節分の日を過ごした。去年はオルリとたくさん巻き寿司を作って、キンパも作って、黙りながら食べてるところにシノザキが帰宅し、誰もおかえりを言わないからシノザキは少し拗ねた。

(漢字の間違いが酷すぎる)

今年はたまたま山登りの日を決めると2/3だったので、せっかくだから節分の儀を山頂で行おうということになった。

しかし前日、全員仕事終わりは19:00過ぎ、家に着くのは20:00前、そこからご飯を食べて、お風呂に入って巻き寿司を巻くのは無理すぎる。(書くの忘れてたけどオルリはうちに前泊)

なので今回、恵方巻きはスーパーで買うことに。

仕事の合間にみんなで連絡を取り合いながら、次の日の5:00起きに備えて一番休息が取れる方法を考える。

オルリが「私、荷物取りに帰ってそのままご飯とお風呂も済ませてくるね!みんなで食べたりお風呂の順番待ってると遅くなるでしょ!」と言ってくれたので、私たちも仕事上がり、ダッシュで家に帰って前日の肉じゃがを温め、おひつのご飯をレンチン、味噌汁はフリーズドライのものを湯に溶かした。

ダッシュでシャワーを浴びていると、オルリから21:30に最寄りの駅に着きますとのこと。生乾きの髪の毛のまま急ぎ足でスーパーで合流。

恵方巻きは、売ってない。

私たちが早すぎたか… 気を取り直して明日の行動食兼お菓子を買い込みうちへ戻る。恵方巻きは明日の道中、コンビニで買おう。

オルリに夜ご飯食べれた?と聞くと

「うん、白飯だけ急いで食べてきたよ!」

え…白ごはんのみ?おかずもなし?それならうちで一緒に食べたらよかったのに…お気持ちの肉じゃがと、瓶のご飯にかけるシリーズあったのにと思いながらスーパーを出ると、オルリは次に通るコンビニへ入り、春雨スープと肉まんを買っていた…。

(あ、結局行動食のお菓子もつまみ食いしてちょっと胃が気持ち悪いとか言ってたな)

家に帰り22:00過ぎ

明日の朝、車内で食べるおにぎりを握る。ひとつひとつを大きく作りすぎて6つ作るつもりが3つに。5種類の具をランダムで入れるつもりが2種類に。

ダラダラ喋りながら、一週間前から決めてたような気がするけど気に食わないらしいシノザキの山ファッションショーをもう一度見つつ、みんなでリュックに入れる食料の配分を決める。

ぐだぐだしてたら冒頭の23:10だったので、号令をかけ、各々就寝準備。

布団に入って、でもみんな普段そんな早く寝ないから結局暗闇の中お喋りして24:30頃就寝。

ウキウキの準備の夜がすごく楽しかった。明日連れてってもらうおでかけのためにみんなで力を合わせるお泊まり会の小学生のような気持ち。

次の日久しぶりの早起きを無事に決め、車内で大きいおにぎりを頬張りながら大和葛城山へ向かった。

道中のコンビニで無事に恵方巻きもゲット。

めちゃくちゃ寒いし、久しぶりの登山やし、いけるかな~と言いながらスタート。

少し息はあがりつつも、道中初めて見る霜柱や、木の皮をめくるAMSRに夢中になりながらも誰とすれ違うわけでもなく山頂へ到着。

あれ?到着。

最初は少ししんどかったけど、散歩感覚で着いてしまったぞ? もしかして意外と体力ついたか…?と調子に乗りながらみんなでおでんを温め、うどんも投入して寒い中の出汁を堪能。時間的に二度目の朝ご飯。

寒すぎて耐えられず風のましなところへ移動し、東北東を向きながら恵方巻きを食べる。残念ながら東北東の向きは、景色の綺麗な方向ではなく道の方向だったので、すれ違う人達に会釈をしながら無言で巻き寿司を頬張る。(セブンの恵方巻き美味しかった) すれ違う人たちは今日は節分ね~って顔で、会釈で許してくれた。三度目の朝ごはん?

山頂で豆を撒くわけには行かないので下界から持ってきた豆餅を食べながら、美味しいチャイを飲み、それはもう最高の時間だった。

(4度目の…?いや、これはおやつだ大丈夫。)

なんて良い一日、というか昨日の夜からの続きなんだろう…こんな毎日だったらいいのに…と思うけど、きっとそれはそれでないものねだりの都会渇望になるのかな?

でもやっぱり私には、こういう街ではない場所でのリフレッシュが必要だ…と再確認。

街は街で楽しいけどね。

邪気払いも、いつもよりしっかりされている気がするし、みんなが無病息災でいられますように。

下りは、油断に油断を重ね、霜柱が溶けたぬかるみに何度も足を滑らせリュックとカメラが泥だらけになり、オルリにウェットシートをもらい、シノザキに靴裏の泥をかきだしてもらった。

私に福を運んでくれるのはこの二人なのかもしれない…

いつもありがとうございます。