あそぼーよの誘惑

登山

あそぼーよ
このキラーワードで、僕の生活を変えてくる男達がいる
2023年は、そのおかげでどれほどの童貞を捨ててきたか

今回はその中でも、ずっと続けていきたいと思えた遊びを紹介しよう

それは、釣り。テンカラ釣りだ

渓流釣りには、餌釣り、ルアー釣り、フライフィッシング、そしてテンカラ釣りの4種類があるらしい

テンカラ釣りは、伝統的な日本の釣りスタイルで、非常にシンプルで軽量な道具を使用する方法だ

そのシンプルさに惹かれたのもあるが、テンカラ釣りは、渓流や山岳地帯での釣りに特に適しており
”登山道具と一緒に持ち運べる”のだ。なんとロマンチック

その起源は古く、数世紀前からと言われており、日本で行われているらしい
日本発祥なのだ。それもまた良い

それに、初期投資が安かったのも、すぐに始められた理由のひとつ

釣りを始めようと思うとウェアから装備まで、10万円近くかかるイメージだった
(カッコいいのが良いから、買うなら選んでしまう性格故もあるが)

だが1万円以内で、全部揃うのだ

拘りだしたらきりがないが、最初はこれで充分というのを教えてもらった
装備に関して、気になる人がいれば連絡をしてちょうだいな

行きたいと言ったからには、速攻で揃えるのが礼儀と思っている篠崎は、聞いた当日に全てを購入する
届いた竿は、新しい武器を手に入れたようだった
これで魚が釣れる

そして私は連絡する。買ったぞ!早く釣りに行きたいぞ!と

よし!行くぞ!

となると、その工程に驚いた。なんと夜から山に入り、野営して泊まる
起きたら早朝から釣りをすると言うのだ

なんとクレイジーな!そんな話聞いたことないぞ
と思ったが、あまりに当たり前のような表情で言ってくるので、冷静を装い「いいね」と返事をした

初めてのことに挑むには、これくらいの姿勢が大切なのだ

そう思い、当日の夜は気合カロリーを摂取する

茶色と茶色と茶色が乗ってるスペシャルほか弁(そこにマヨネーズ)

そして真っ暗な駐車場に到着

あたりに他の車があるのかもわからないほどの真っ暗だ。ここなら女性が着替えるのに更衣室はいらないなぁと思った

このくらいの視界

そして山を上がる。なんだろうこのワクワク感

あたりの景色は見えない。ヘッドライトで周囲2mくらいしか見えない中、林道を進んでいく感覚は、

非現実で、つい先ほどまでデスクに向かっていたのが嘘のよう(仕事終わり合流している)

1時間ほどのハイクだった。あれもう着いてしまった。先程のほか弁は、ただのデブ活だったようだ

そして野営地に着き、軽い宴をし朝を迎える。。。。

よし、ここからが本番だと思っていたが

4人中2人は爆睡だ

これをチャンスと思う篠崎

もう1人は既に起きて釣りをしていた

隣には僕と同じく、今回がはじめての友達もいるが、起こさなかった
先にやっておけばコヤツよりは上手くなるのでは?と思ったからだ

ふふ 隙をみせたな

そして意気込み、準備をする

だが竿に糸を結ぶこともできないので、既に下流にいる友達を呼び戻しお願いする

セットしてもらい、レクチャー受けている

長嶋監督を彷彿とさせる「スッと」「キューッと」「パーンと」というような気持ちを伝えるレクチャーだった

第六感的な感覚はすごい伝わった。きっとスピリチュアルな部分も大切なのだ

これが毛鉤

毛鉤を買っていなかった私は、友達が自作したものを借りる事になる。(コレを木に引っ掛けてしまったら気まずいと思う)

そして竿を振る。むむ。狙ったところにいかないし、竿は木にひっかかるし

You Tubeで予習していたのとはだいぶ違う。だいたいそんなもんだ

今見ればもう少しかがめ!と言いたくなる一枚

テンカラは一箇所に滞在して、魚を待つスタイルではなく

数回投げたら次へと、釣り上がっていく。それがまた面白い

ここには魚がいそうだな。とか、ここからひっそりアプローチして投げたら釣れるんじゃないか?とか

あそこ良さそうだけど、どうやってこの川の反対まで渡ろう

と考えながら、登っていくのも楽しい

釣れたらもっと楽しいのかもしれないが、テンカラデビュー初日は、一匹も釣れずに終わった

(借りた毛鉤は木に3つくらい引っ掛けた)

わたしのテンカラ鍛錬は続く