なんてことない日、冬の朝が暖かい日

毎日

それはもう、幸せだ

冬なのにいつもより少し暖かい

それだけで世の中はきっと、幸せに包まれるだろう

あら、今日は洗濯物が気持ちよさそうに揺れている

あら、今日は嬉しくて部屋の細い日向についつい長居しちゃう

あら、今日は天気がいいから植物を陽にあてちゃおーっと

と思いながら朝を過ごし

いいないいなー暖かいっていいなーと思いながら家を出発

いつものように自転車を漕いでいたら

手袋が道端にひとつ

あら、手袋落としちゃったんだな

片手無くすあるあるだな

可哀想にこれからが本番なのに

と思いながら自転車を漕ぐ

しばらく漕いだあと

また向かいの自転車に乗ったおばさんが向かってくる

そしてカゴの中の手袋が中を舞った。。。

えっと、、、ん?!

と思った時には、既にすれ違いざまだったので『手袋ッッ』と声をかけることしかできなかった。

振り返ると自転車を降り、拾っている姿があったのでホッとした

そして私は自転車を漕ぎ進める

するとまたもや、向かいの自転車に乗ったおばさんがやってくる

そしてのカゴから手袋が中に舞う

え、、、二回目!?っとそっちの方にビックリしてしまい、声をかけるタイミングを見失ってしまった

地面に落ちた手袋を見ながら通りすぎた

タイミングを逃すと声が出ないのは、なんでだろう

不甲斐ない

と自分を責めていると、また地面に手袋が落ちているではないか

むむむ、そうかそうか今日は暖かいから、みんな手も気持ちも緩んでるんだな

なんだかかわいいなぁ〜〜と思った通勤時間